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2014年11月14日

い~ぃ仕事してますねぇ~。

本日は川のおしごとを御紹介。
魚類の生息調査です。

い~ぃ仕事してますねぇ~。
澄み渡った渓流。

い~ぃ仕事してますねぇ~。
投網とタモ網を使って魚を採取し、種類と数、大きさを測定します。
決して水遊びをしているわけではありません(笑)

い~ぃ仕事してますねぇ~。
上流部ではイワナ・ヤマメ・カジカなど。
まぁこの辺りまでなら種を区別するのは簡単です。

しかーし。河口近くの地点になると、一気に種数が増加します。

最近は文献も分かり易いものが出版されており、「調べること」自体はそう難しくありません。
でも現場では作業時間が限られますので、「ぱっと見」で見分ける能力が必要です。

い~ぃ仕事してますねぇ~。
ちなみにこのバットの中、ざっと8種類のハゼ科魚類が入っています。
これを短時間で分類しなければ仕事になりません。

例えるならば、骨董を見極める能力に近いものがあるように思います。
ほら何とか鑑定団、みたいなやつ。
「この時代の古伊万里の大皿は高台の切り口が滑らかでどうのこうの・・・時代の古いものは釉薬がもっとこってりしていて・・・」
指南書みたいなものはあるでしょうけど、具体的かつ決定的な区別はできない分野です。
ただし魚類の世界は一応あるんですけどね。ヒレの筋の本数とか、鱗の数とか。「計数形質」と呼ばれるものです。
でも現場でひとつづつ見ていく時間なんてありゃしません。現場では「経験とセンス」が必要になります。

「いやぁこれぞ正真正銘、本物のルリヨシノボリですねぇ~。尾柄の斑紋がしっかり確認できます。体全体は紺色のかすかに混じった黒。いやぁいいオスですね。そしてこの頬がまたいい。ルリヨシノボリの名の由来である瑠璃色の斑点が実に見事。大きさも申し分ない。実にいい仕事のものです。地域の偉大な宝として大切になさって下さい!」

・・・なんて事までは現場で言ってませんが(笑)


本日もお読み頂きありがとうございました。





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Posted by earthblog at 15:52

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